コラム|熊谷市肥塚の歯医者|牛島歯科医院

時間
9:00〜12:30
14:30〜18:30

:月曜と金曜のみ19時まで診療
休診日:木曜・日祝

〒360-0015
埼玉県熊谷市肥塚585−3

  • 地図
  • メニュー

妊娠中は「歯周病」に要注意!胎児と出産への影響があるため治療を

皆さま、こんにちは。
熊谷市・ラグビーロード「雀宮交差点」近くの牛島歯科医院です。

妊娠すると歯周病になりやすいということをご存知ですか?
妊娠中に歯周病になったり悪化したりしてしまうと、お腹の赤ちゃんにも影響を及ぼす可能性もあるため、注意が必要です。

歯周病は早産や低体重児のリスクがアップ

妊娠中に歯周病になってしまうと、胎児や出産に悪い影響を与える可能性があります。

通常、出産が近くなると、「プロスタグランジン」という物質が子宮で分泌され、分娩が始まります。
ところが歯周病により炎症が広がると、炎症を抑えようとしてプロスタグランジンが作られてしまうため、早産が引き起こされやすくなるのです。

さらに、母体が歯周病の場合は、健康な母体よりも低体重児を出産する割合が多いという調査結果もあります。

妊娠すると歯周病になりやすい

妊婦さんが歯周病になりやすい理由の一つに、女性ホルモンとの関係があります。

妊娠中は「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2つの女性ホルモンが増加します。
歯周病菌の一部がこれらのホルモンを栄養源にしているため、菌が増殖しやすくなり口の中で活発に活動します。
そのため、妊婦さんは歯周病になりやすくなるのです。

この2つの女性ホルモンは妊娠中だけでなく、排卵と生理のサイクルにも影響しているため、男性よりも女性のほうが歯周病になりやすいといわれています。
そのため、もともと歯周病だった場合、妊娠してさらに悪化してしまうケースも珍しくありません。

妊婦さんに起こる「妊娠性歯肉炎」

歯周病のうち、とくに妊婦さんに起こるものを「妊娠性歯肉炎」といいます。
妊娠性歯肉炎になると、歯ぐきが赤くなったり、腫れや出血が起こります。
歯ぐきの状態が気になったら、歯科医院で治療を受けるのがおすすめです。

赤ちゃんの早産や低体重に出産を防ぐために、妊娠したら今まで以上にお口の健康に気を配りましょう。
妊娠中期(妊娠16週~27週)くらいからつわりが落ち着いてくることが多いので、体調を見ながら妊婦歯科検診を受診しておきたいですね。

妊婦検診でお口と赤ちゃんの健康を守りましょう

歯周病を予防するためには、フッ素配合の歯磨き剤を使う、しっかり歯を磨く、水分をしっかり摂る、キシリトール配合のガムを噛む、などが効果的です。
つわりで歯磨きが辛いときも、できればうがいやガムだけでも続けたいですね。

また、安定期に入ったら歯科医院を受診して、お口のクリーニングをしてもらいましょう。
母体に負担がかからない程度であれば、治療も可能です。

牛島歯科医院でも、熊谷市在住の妊婦さんを対象に、妊婦歯科検診を行っています。
ご予約の上、市役所で交付された「妊婦歯科検診受診票」と保険証、母子手帳をお持ちになってご来院ください。

 

各種歯科検診|熊谷市肥塚の歯医者|牛島歯科医院